MJOTについて

正式名称: ハンガリー日本語教師会

原語名: Magyarországi Japánnyelv-Oktatók Társasága

設立の背景

ハンガリーでは1920年代から日本語教育が始まったが、1980年代半ばまでは、限られた高等教育機関及び成人教育機関でしか日本語教育は行われていなかった。ところが、1980年代後半に小学校での日本語教育が始まり、その後は中等教育においても日本語教育が導入され、1990年 代に入って、学習者数、教育機関数、教師数が飛躍的に増加した。しかし、このような日本語教育の普及にもかかわらず、教育機関の間や異なる教育機関の教師 相互の交流は殆ど行われておらず、教師間のネットワークは存在していなかった。2000年、ヨーロッパ日本語教師会シンポジウムにハンガリーから参加していた教師を中心 に、国際交流基金ブダペスト事務所の強力な支援を受けて、ハンガリー国内における日本語教師のネットワークの拡充と教師の質の向上を目指し、2001年2月にハンガリー日本語教師会が発足した。発足と同時に代表と運営委員が選出された。会員は、初等教育、中等教育、高等教育に携わる者、個人教授をしている者(正会員)、日本語教師を目指す学生(準会員)及び特別会員から成っている。2005年1月には法人化が実現した。

目的

ハンガリー日本語教師会は、ハンガリーにおける日本語教育の振興を図り、日本との相互理解及び周辺諸国との交流を深め、文化交流に寄与することを目的とする。研究、研修、また会員相互の啓発活動を通じて、ハンガリーにおける日本語教育の水準の向上に貢献する。

活動

日本語スピーチコンテスト

日本語スピーチコンテストは毎年行われるMJOTの行事です。スピコンの参加者は聴衆を前に自分の経験や意見を日本語で述べること、自分の学習の成果を確認することを目的に行われています。

日本語キャンプ

日本語キャンプは毎年初夏に行われる一週間のMJOT行事でした。参加者は午前中自分のレベルに合ったクラスで日本語授業を受け、午後は日本文化体験のプログラムに参加できました。午前の日本語授業のみ、あるいは午後の文化体験のみの参加もできました。